原因不明の疲労と副腎の関係。摂取すべき栄養素と食材!!
疲れがとれない、熟睡できない、集中できないなどの原因は副腎疲労かもしれません。副腎疲労は病名扱いになっていないので、病院に行っても、原因不明とされてしまうことが多いそうです。
副腎は、腎臓の上にある小さな臓器ですが、ホルモンを分泌して体のストレス反応や代謝を調整する重要な役割を持っています。特に関係が深いのはストレスで、以下のホルモンの分必異常で起こります。

コルチゾール(ストレスホルモン)
ストレスに対処するために分泌される。炎症を抑えたり、血糖値を維持したりする役割がある。
過剰に分泌 → 高血圧・免疫力低下・筋肉の分解
不足すると → 低血糖・疲労感・集中力低下
アドレナリン・ノルアドレナリン(興奮ホルモン)
交感神経を刺激し、血圧や心拍数を上げる。急なストレス時に「闘争・逃走反応」を引き起こす。
慢性的に分泌されると、交感神経が過剰に働き、体が常に緊張状態になる。
副腎と肩こり・腰痛などの痛みの関係
副腎が疲労すると、ホルモンバランスが崩れ、筋肉の緊張や炎症が増加し、肩こりや腰痛などの慢性的な痛みにつながります。
慢性的なストレス → 副腎疲労 → 筋肉の緊張
コルチゾールが過剰に分泌 → 交感神経が優位 → 筋肉が硬くなる → 肩こり・腰痛
副腎疲労 → 炎症が増加 → 関節や筋肉の痛み
コルチゾールは本来、炎症を抑える役割がある。しかし、副腎が疲れるとコルチゾールが不足し、慢性的な炎症や痛みが悪化し、関節痛・腰痛・頭痛などが起こりやすくなります。
副腎がうまく機能しないと、副交感神経の働きが低下し、リラックスできず、痛みに敏感になり、睡眠の質も悪化し回復力が落ちた結果、 肩こりや腰痛が治りにくくなることもございます。
副腎をケアに繋がる食材と栄養は肩こり・腰痛を和らげる
副腎は、ストレスや代謝の調整に重要なホルモン(コルチゾール、アルドステロン、アドレナリンなど)を分泌する器官。ですので栄養状態と深く関係しています。特に、副腎が正常に働くためには、栄養素が欠かせません。

副腎の主な働きと栄養の関係
① ストレス反応(コルチゾール分泌)関連栄養素:ビタミンC、ビタミンB群、マグネシウム
• 副腎は大量のビタミンCを蓄えており、コルチゾール合成に必須。
• ビタミンB5(パントテン酸)は、副腎ホルモン合成の材料。
• マグネシウムは、副腎疲労を防ぎ、ストレス反応を調整。
② 血圧調整(アルドステロン分泌) 関連栄養素:ナトリウム、カリウム、マグネシウム
• アルドステロンはナトリウム・カリウムのバランスを維持。
• 低ナトリウムやカリウム不足は、血圧低下や疲労感の原因になる。
• マグネシウム不足は、血管の緊張を高め、高血圧につながる。
③ エネルギー代謝(副腎アンドロゲン) 関連栄養素:タンパク質、鉄、亜鉛、コレステロール
• 副腎は、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)などのアンドロゲンを分泌。
• タンパク質や鉄不足は、副腎ホルモンの合成を妨げ、慢性疲労の原因に。
コレステロールは、副腎ホルモンの原料となるため適度な摂取が必要。
副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)と栄養
副腎が長期間ストレスを受け続けると、「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」が起こり、次のような症状が現れることがあります。
「慢性的な疲労感」
「 朝起きるのがつらい」
「低血圧・立ちくらみ」
「甘いものや塩辛いものを欲する」
「ストレスに弱くなる」
対策となる栄養素(食材)
• ビタミンB群(レバー、卵、納豆、全粒穀物)
• マグネシウム(ナッツ、豆類、海藻)
• タンパク質(肉、魚、豆腐、ヨーグルト)
• ビタミンC(パプリカ、ブロッコリー、キウイ、柑橘類)
まとめ
副腎は、ストレスやエネルギー代謝、血圧調整に重要な働きを持ち、ビタミンC、B群、マグネシウム、タンパク質、コレステロールなどの栄養が必要です。ストレスが多い人や慢性疲労、コリや痛みがある人は、まず、加工食品・砂糖・カフェイを控え、たんぱく質・マグネシウム・ビタミンB・Cを摂るように心がけましょう。便利な食事アプリを使ってみる。専門家に相談するなどして自分に合った食事バランスを見つけることが重要です。