眠れぬ夜を解消したい人へ

不眠症に悩まされる方の多くは、気・血・津液のバランスが崩れていることが原因とされています。

中でも、姿勢の悪さが引き金となり、さらなる悪循環を引き起こすことが少なくありません。

例えば、背中が丸くなってしまうと、脊髄神経に負荷がかかります。この負荷が脳に刺激を与え、交感神経が活発に働くことで脳が覚醒状態に入ります。

その結果、リラックスできずに安眠することができません。これが不眠症の一因となります。

十分な睡眠が取れないと、翌日の活動に必要なエネルギーが不足し、体をしっかりと支えることが難しくなります。
そのため、姿勢がさらに悪くなり、頭が前に出る姿勢が定着してしまいます。
こうして再び背中に負荷がかかり、悪循環に陥ってしまうのです。

このループから抜け出すためには、まず姿勢の改善が必要です。
また、適度な運動やストレッチをすることで、脊髄神経への負担を軽減し、脳への過剰な刺激を抑えることができます。
特に、背中の筋肉をほぐすストレッチは、緊張を緩和し、リラックス効果を高めます。

メラトニンは、私たちの体内で自然に生成されるホルモンで、主に脳の松果体という部分から分泌されます。

このホルモンは、私たちの体内時計、つまりサーカディアンリズム※を調整する重要な役割を果たします。
簡単に言うと、メラトニンは私たちの体に「今は夜だから寝る時間だよ!」と教えてくれるホルモンです。

メラトニンの分泌は、日中の光の量に大きく影響されます。
朝や昼間、私たちが明るい光を浴びると、メラトニンの分泌は抑制されます。
一方、夕方から夜にかけて光が少なくなると、メラトニンの分泌が増加し、眠気を誘います。これが、夜になると自然と眠くなる理由です。

現代社会では、スマートフォンやパソコンなどの電子機器の使用が増え、これらのデバイスから発せられるブルーライトがメラトニンの分泌を妨げることがあります。
夜遅くまでスマートフォンを見ていると、メラトニンの分泌が抑えられ、眠りにつくのが難しくなることがあります。

メラトニンの分泌がうまく行われないと、睡眠の質が低下し、不眠症や睡眠障害の原因になることがあります。
特に、シフトワークをしている人や時差ぼけに悩む人は、メラトニンのサイクルが乱れやすくなります。

メラトニンの効果を最大限に引き出すためには、夜の寝る前に暗い環境を作り出すことが重要です。
寝室の照明を落とし、リラックスできる環境を整えることで、メラトニンの分泌が促進され、質の良い睡眠を得ることができま

す。

四つん這いになって、吸いながら背中を反らしてみましょう!

その姿勢のまま吐きながら背中を丸めましょう!

ヨガではこれらの動きをキャットアンドカウと呼んでいます。

 

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